兵庫の新たなステージへ
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、社会経済活動が正常化しました。
その一方で、物価高騰や円安は依然として私たちの暮らしに影響を及ぼしています。
こうしたなかでも、阪神タイガース、オリックス・バファローズ、ヴィッセル神戸の活躍は、私達に感動を与え、地域に元気をもたらしてくれました。
選手達のはつらつとしたプレーのように、令和6年の県政も、だれもが夢や希望を持って挑戦できる社会をめざし、「攻めの県政」を展開する一年にしたいと思います。
まずは、若者・Z世代への支援です。
兵庫県立大学・大学院の無償化や奨学金返済支援の拡充など、結婚・出産のハードルにもなっている教育費の負担を軽減します。
また、海外への留学等を支援し、国際視野を得る機会を広げます。
保育・子育てサービスの充実、不妊治療支援や若い世代に向けた住宅支援の充実など、兵庫で子どもを生み、育てたいという希望を叶える環境づくりも進めます。
高齢者や障害のある方たちが安全安心に暮らせる“共生社会”を実現します。
特殊詐欺被害が過去最悪のペースで増加するなか、被害者の8割を占める高齢者を被害から守るため、全国一の規模で集中的に対策を強化します。
自転車ヘルメットの購入支援を行い、自転車死亡事故の減少につなげます。
また、年齢や障害の有無に関わらず安心して旅行ができるユニバーサルツーリズムや、パラスポーツの普及に取り組みます。
団塊世代のすべてが後期高齢者となる2025 年を見据え、健康づくりや地域医療構想の推進にも注力します。
地域のポテンシャルを活かし、兵庫の持続的発展につなげます。
人と環境にやさしい農業、革新に挑む地場産業、地域に根付く芸術文化など、兵庫各地の人々の営みには、世界が持続可能な発展を遂げるための多くのヒントがあります。
大阪・関西万博を機に、こうした現場に国内外の人々を誘う「ひょうごフィールドパビリオン」の取組を加速します。
また、脱炭素社会実現の鍵となる水素エネルギーの活用や、有機農業の拡大に向けた担い手育成など、持続的な成長を支える取組を先導します。
県政推進にあたり、現場主義の徹底と対話重視の姿勢に変わりはありません。
これまで以上に、現場に足を運び、地域の皆様との対話から出てくる課題やニーズを積極的に施策に反映していきます。
兵庫の新たなステージに向け、果敢に取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。